令和6年度の介護報酬改定および障害福祉サービス等報酬改定におきまして、介護職員等の更なる処遇改善として、それぞれ「介護職員等処遇改善加算」「福祉・介護職員等処遇改善加算」が創設され、当法人においても算定を行っております。
当該加算を算定するにあたり、加算要件のひとつである職場環境等要件の法人の取組について下記の通り公表いたします。
●職場環境等要件
〇入職促進に向けた取組
・事業者の共同による採用・人事ローテーション・研修のための制度構築
・他産業からの転職者、主婦層、中高年齢者等、
経験者・有資格者等にこだわらない幅広い採用の仕組みの構築
〇資質の向上やキャリアアップに向けた支援
・研修の受講やキャリア段位制度と人事考課との連動
・上位者・担当者等によるキャリア面談など、キャリアアップ・働き方等に
関する定期的な相談の機会の確保
〇両立支援・多様な働き方の推進
・職員の事情等の状況に応じた勤務シフトや短時間正規職員制度の導入、
職員の希望に即した非正規職員から正規職員への転換の制度等の整備
・有給休暇を取得しやすい雰囲気・意識作りのため、具体的な取得目標
(例えば、1週間以上の休暇を年に〇回取得、付与日数のうち〇%以上を取得)
を定めた上で、取得状況を定期的に確認し、身近な上司等からの積極的な
声かけを行っている
〇腰痛を含む心身の健康管理
・業務や福利厚生制度、メンタルヘルス等の職員相談窓口の設置等相談体制の充実
・短時間勤務労働者等も受診可能な健康診断・ストレスチェックや、
従業員のための休憩室の設置等健康管理対策の実施
〇生産性向上のための取組
・厚生労働省が示している「生産性向上ガイドライン」に基づき、業務改善活動の
体制構築(委員会やプロジェクトチームの立ち上げ、外部の研修会の活用等)を行っている
・5S活動(業務管理の手法の1つ。整理・整頓・清掃・清潔・躾の頭文字をとったもの)
等の実践による職場環境の整備を行っている
・各種委員会の共同設置、各種指針・計画の共同策定、物品の共同購入等の
事務処理部門の集約、共同で行うICTインフラの整備、人事管理システムや
福利厚生システム等の共通化等、協働化を通じた職場環境の改善に向けた取組の実施
〇やりがい・働きがいの醸成
・ミーティング等による職場内コミュニケーションの円滑化による個々の
介護職員の気づきを踏まえた勤務環境やケア内容の改善
・利用者本位のケア方針など介護保険や法人の理念等を定期的に学ぶ機会の提供